本日より東京のt. galleryにてマティアス・カイザーの個展が始まっています。マティアスもオーストリアから来日し、在廊していますので、お時間のある方はぜひ、ご覧下さい。
2月 25, 2014
2月 18, 2014
愛すべきモノ、コト
アナログライフの店頭には、繊細な器だったり、少し使いにくそうなアイテムも並んでいます。私自身、主婦業もしていますから、丈夫で割れにくい器や、電子レンジ、食洗機もOK、考えなくても気軽に使えるものが楽に感じる時もあります。でも機能性ばかりを追求したものはどこか味気なく、愛着もあまり感じられません。
若い頃、ヨーロッパのデザイナーの服を中心に扱うセレクトショップで働いていたのですが、好んで購入していたものはやはり上質な素材で作られたシンプルなものでした。でも中には細身で美しいシルエットのJKなどが入荷すると、あまりの美しさにデザイン優先で着心地は二の次という買い物もよくしたものです。それは、少々の動きにくさなどどうでも良くなってしまう程デザインが素敵で、身に纏った自分の姿を見ているととても気分がいいのです。同じくアナログライフで取り扱っているものの中にもデザイン重視で多少使いにくいもの、気をつけて取り扱っていただかなければいけないものもありますが、その美しさは、多少使いにくくても、薄くて割れそうなものでも、そうでなければ生まれなかった美しさと思うと、逆に煩わしさよりも愛着さえ感じられるのです。多少動きにくい服は、それに合った場面で身につければいいだけのことで、モノからいただくパワーを考えれば、大した事ではないように感じられます。モノも同じで、繊細な物は毎日使わなくても、一人の時や、大切な人との時間にだけ登場してもいいのではないでしょうか?いつも着心地や、使い易さばがりを追求していたら、周りにはつまらない物だけが集まってくるかもしれません。
人間もそうですが、長所や短所も紙一重で、それらが活かされる場面ではどちらにもなり得るのです。愛すべきモノやコト、というのは、パーフェクトなモノの中には存在せず、実は欠点と思われるような中に存在するのかもしれません。
2月 07, 2014
つちや織物所 手織りのマフラー
つちや織物所から、手紡ぎの糸を使った手織りのマフラーや、ガラ紡糸を使い、草木染めされた優しい色合いのマフラーが入荷しました。素材は綿を使用していますので、1枚持っているだけで、首に巻いたり、肩にかけたり、膝掛けにしたりと季節を選ばずお使いいただけます。色も落ち着いていて、使用する度に馴染んでいく感触もたまりません。
2月 02, 2014
金工作家 中村友美さん
金工技法は、鍛金、鋳金、彫金の三つがあります。その中でも鍛金という技法を使ってやかんやさじ、身につける物を制作している中村さん。鍛金とは、金属を金床、烏口などにあてて、金槌で叩いて形を変えていく技法のこと。
鍛金の歴史は古く、日本では弥生時代に金属文化が伝わり、飛鳥時代以降、仏教伝来の歴史とともに優れた金属工芸の制作が広がり鋳造や鍍金技法が確立していったそうです。
中村さんは大学でインテリアデザインを学び、卒業後は住宅設備メーカーにデザイナーとして就職されますが、やきものや金工作家との出逢いを経てモノづくりの面白さに惹かれるようになり、その道を志して、現在はご自身で制作をされています。
中村さんの作品は、写真の中の彼女が醸し出す雰囲気そのもの。女性らしさと真直ぐ先を見つめる眼差しから感じられる強さが融合した作品です。ぜひ、多くの方に手に取ってご覧いただけたらと思っています。
中村友美さんの作品はこちら
photo : Shin Suzuki
1月 31, 2014
シンプルなもの
よく周りの人に、「いつも黒を着ているね」と言われます。確かに、クローゼットにある服の色はほとんど黒。違う色といえばグレーもしくは白。私にとって黒という色は、「嘘がつけない色」という気がします。黒は着る人自身が際立ってしまうので、その人に雰囲気があれば素敵に見えるし、何もなければ普通もしくは地味になってしまいます。
黒が好きといっても色だけではなく、洋服のデザインがシンプルな黒に限られるのですが、考えて見ると、住む家や車、持ち物全てにも同じことが言えます。何故かシンプルなものに惹かれるのです。その惹かれる理由を今までは単純に好みとして捉えていましたが、最近になって、日々暮らす空間から身につけるものまで全てが無駄を削ぎ落としたシンプルなものに惹かれるには私なりにはっきりとした理由があることがわかりました。日々の暮らしに必要なものは、もの自体が機能するために必要最低限の形があり、その形に付け足し過ぎるとわざとらしくなり、そこばかりが気になって最後には飽きてしまいます。それがものを活かすための最小のデザインであれば、もの自体が醸し出す雰囲気や素材の美しさにだけに目が行き、生活の一部となっていつまでも持ち続けられます。私が惹かれるシンプルなものとは、ただ単に簡素ということではなく、シンプルなデザインが際立たせるモノ自体の力強さ、美しさなのです。
現在お店にセレクトされているものも、一見するととてもシンプルなものに見えますが、私たちが提案しているものは、素材本来の持つ美しさを活かし、作家や職人、デザイナーが個々の手法により作り上げる造形美です。私たちは、モノも人も、付け加えられたもので本来の美しさを隠すより、それが活きるさりげないデザインが一番美しいと感じています。。。
私が黒ばかりを身につける理由・・・それは自分がどんな状態であるかを常に意識させるためなのです。
1月 24, 2014
1月 20, 2014
小関康子さんのうつわが入荷しました
随分と久しぶりに入荷した小関康子さんのうつわ。今回入荷したものは定番で制作されている象嵌シリーズではなく、粉引のうつわです。小関さんと言えば象嵌の作品の印象が強いと思いますが、個人的には粉引のものも非常に魅力を感じます。素朴な風合いや色合いに、小関さん独特のフォルムがプラスされると、粉引のうつわも少し違った印象に見えるからです。象嵌シリーズしかお持ちでない方には、正反対のシンプルな器にも見えるかと思いますが、シンプルの一言では片付けられない奥行きのある粉引のうつわをぜひご覧頂ければと思います。
1月 19, 2014
1月 17, 2014
Kanehenさんのランプシェード
去年からずっとkanehenさんにランプシェードを制作していただきたいと依頼をしていましたが、そのシェードがようやく形になり、納品していただけることになりました。食卓まわりを含め、インテリアにこだわっている方にとって、魅力あるランプシェードの種類は意外に少ないもの。そして、作家の手作りのものとなれば更に少なくなります。ランプシェードの素材は色々ありますが、空間を引き締めてくれる金属のシェードは以前から気になっていた素材の一つでした。今回制作していただいたものは、古い家具や新しい家具にも馴染みやすく、とても雰囲気のある空間を作りあげてくれます。なかなか気に入ったランプに巡り合えなかった方におすすめのシェードです。
1月 13, 2014
心に響くもの
この仕事をしていると数々の素晴らしいものに出逢う機会が多くある。納品の際に箱を開け、中からでて来る美しいフォルムのうつわ、木目の選び方や節の使い方がこれ以上には考えられない程、絶妙なバランスで使われている木工作家の作品。搬入の際の美しく無駄のない動き、丁寧に梱包された作品、納品書に使用される紙、モノがモノ以上の何かを与えられこちら側に訴えかけてくる写真などなど。日々、心に響く美しいものに触れる度に、心が震える程の感動をします(心が震える、この言葉が一番表現として合ってる気がします)。
ただ、こういった仕事をしている以上、いくら心に響いても心に響いたで終わる訳にはいかない。それを吸収し、また違った形で表現しなければ、人に感動を与えられるような提案はできない。面白いもので、世の中には沢山の素晴らしい物があって、それを真似たいと思っても、同じように真似したり、それを超えるのは簡単な事ではない。真似は真似でしかないし、そこから感動は生まれない。当たり前ですが、素晴らしいものを作る人には普通の人が見えない部分が見えていたり、感じないものが感じられたり、こちらの想像を絶するこだわりの積み重ねでそれらが成り立っている。人は生まれた環境や育ち方によって、人それぞれ見方や感じ方が違う。似たような境遇であっても必ず一人一人何かが違う。だからその違いを大切にし、自分にしか見えないものを信じて表現していかなければならない。それはとてつもなく大変な事だし終わりがないけれど、自分が見た何十年後かの自分の姿はその積み重ねでしかない。
Analogue Lifeは今年の3月で実店舗オープンから3周年を迎えます。その3周年を迎えるにあたり、益々、心に響くものを届けていきたいと自分の心に刻むように書いております・・・
1月 07, 2014
日高伸治さんのうつわが入荷しました
岐阜県瑞浪市で作陶されている日高さん。学生時代は油画を専攻されていましたが、愛知県立窯業高等技術専門校を修了し、現在は日々ご自身の作品に向き合いながら作陶されています。もの静かでゆっくりとお話する日高さんですが、内側に秘めた芯の強さも感じられる方です。作品はシンプルで使う人を引き立ててくれる器ですが、一つひとつをよく見ると、とても表情があり手に馴染みやすく作られています。既に品薄ですが、1月20日頃再度入荷しますので、しばらくお待ちくださいませ。
1月 02, 2014
あけましておめでとうございます
あっという間に過ぎた2013年。そして梱包作業に終われ、気づけば新年になってしまったという、とても慌ただしい年末年始を過ごしました。年末には皆さんにご挨拶をと思いつつ、ブログにも何も書けず、申し訳なく思っております。
毎年1年が過ぎるのは早いと感じてはいますが、今年は特に早く感じました。お店では、通常営業に加え企画展があり、オンラインショップの営業は国内と国外。そして、プライベートでは娘が中学1年生になったということもあり、初めてのことばかりで、全てがあっという間に過ぎました。少し、時間に振り回された感じの1年でしたので、2014年は目標に向けて1歩1歩進んでいきたいと思っています。3月には実店舗が3周年を迎えますし、新たな事にも挑戦したいと思っています。
ということで、今年もどうぞ、よろしくお願い致します。
2014年の企画展のご紹介
4月 大村剛 展
6月 服部竜也 展
9月 岡田直人 川合優 展
10月 加藤良行 展
11月 吉田直嗣 teteria 大西進 travel on the table
12月 29, 2013
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