4月 13, 2024

子育て卒業

我が家の一人娘の就職が決まり、3月中旬に彼女は東京へ引っ越した。
以前、娘がカナダに留学した時、長期で離れるのは初めてだったこともあり、想像以上に寂しくまた健康や安全についても心配ばかりして、自分自身が大丈夫かと心配になったくらいだ。それに今回は2回目だから大丈夫、しかも会いたければいつでも行ける距離だからと思っていたのだが。。。彼女が引っ越した日は川合さんの展示初日の朝でバタバタした中でのお別れとなり、あまり実感が湧いてなかったのだが、ハグする時に急に涙が溢れてきた。まさかこのタイミングで泣くとは自分でも思っていなかったので驚いた。
それからしばらくは彼女の部屋の荷物がなくなった部屋を見ると急に悲しくなったり、食事の時に二人分しか作らなくていいことが楽なはずなのに作り甲斐がないなと感じたり。考えてみたら、カナダに行った時は休学して行ったから帰ってくるという安心感があったが、今回は就職だからこのままこの場所には帰ってこないかもしれないと思うから余計に寂しく感じるのだろう。それは、私の子育てが終わったことを意味するのだろうし、子育て中心の生活から次の生活スタイルへシフトする時期なんだということでもあると思う。
頭ではわかっていても心がついていかない。。。若い頃から少しだけ子供が苦手で(子供は正直なリアクションをするため、自分の足りてない部分を見透かされそうで。。。)自分がまだまだ子供で、そんな自分が子供を育てるなんてとてもできないと思っていたけど、彼女が私を母親にしてくれたし、成長させてくれた。
子育て中も仕事はやめる事なくずっと働いてきたから、子供に対してもう少しクールだと思っていたけど全然違った。むしろ、今の状況を見ると私の生きる目的の大部分を彼女が占めて
いたのではないかとも思う。
そしていつ間にか子育て自体が私の人生の目的になり、それがなくなって自分自身が戸惑っているのだと思う。とはいえ、彼女が引っ越してから1ヶ月が経つ今では少しずつ慣れ、自分の時間がこんなにもある事、またやりたいことがこんなにあったんだと気づかされる。
辛かったり、寂しいこともあるけど、だからこそ、楽しいことや嬉しいことにも敏感でいられる。人生いくつになっても勉強だな。。。母も娘の成長に負けないよう、自分の好きなことに今まで以上に向かっていきたいと思う。

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