3月 10, 2025

2月の展覧会のご案内

手仕事のある風景展 vol.2
鍛冶工房弘光・松月堂栗田表具店・須浪亨商店・鉄瓶工房高橋・丹羽ふとん店・富貴堂
2025 2.22sat > 3.2sun[ 初日職人在廊/CLOSED:2/25(火) ]

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 日本には昔ながらの技法を守りながら、ものづくりを続ける職人たちが全国各地にいます。
地域ごとに独自の手仕事が根付いている国は世界的にも多くはなく、 日本におけるものづくりの特徴のひとつとされています。 代々受け継がれてきた技は長い年月の中で磨かれ、今もなお職人たちの手によって研ぎ澄まされています。
一方で、その技をさらに発展させ新たな形へとつなげる人や 異なる分野から職人の世界に入り、独自の視点で技を深めていく人も存在します。 近年では、若い世代が伝統を大切にしながらも、 現代の暮らしや感性に寄り添ったものづくりを模索し、新たな広がりを見せています。 今回の展示では、職人たちの確かな技と長年の経験から生まれた品々に加え、 時代に合わせた新たな表現もご紹介します。 日本の手仕事がこれからも受け継がれ、次の世代へとつながっていくことを願いながら—。

 鍛冶工房弘光 小藤宗相 Shusuke Koto
島根県生まれ 信州大学経済学部卒業後、都内の企業、県内の美術館勤務を経て 本格的に家業に入る。伝統の継承に加え、和にも洋にも合う新たな スタイルの作品づくりにも励み、近年は鍛鉄のフライパン“鍛月”など その斬新なデザインの作品が女性誌などでも数多く取り上げられている。

 松月堂栗田表具店 栗田浩次 Koji Kurita
古典手法に基づきながら、現代的な技法を駆使した四代続く表装専門店。 神社仏閣・美術館・博物館・公共施設の文化財等の修繕も数多く手掛けている。 また、古民家(町屋、旧家)・茶室の空間を表具師の視点からアップデートする取り組みや、 現代作家・ギャラリー・ショップ・大手企業から様々な表具制作の依頼を受けている。

 須浪亨商店 須浪隆貴 Ryuki Sunami
1993年岡山県生まれ 代々イ草にまつわる仕事をする家でイ草に囲まれて育つ。 2005年に家業が廃業。その後10代の頃小遣い稼ぎに祖母に習い籠編みをはじめ、 20歳頃から元々の屋号であった須浪亨商店という名前で活動をはじめる。

 鉄瓶工房高橋 高橋大益 Daieki Takahashi
岩手県花巻市生まれ 19歳で南部鉄瓶制作の工房に入り、2年間技術を学ぶ。 その後、一度鉄瓶作りから離れるが、別の仕事を経て再び制作の道に戻る。 盛岡の工房で14年間経験を積み、2010年に独立。 現在は岩手県雫石町に工房を構え、日々制作に取り組んでいる。

 丹羽ふとん店 丹羽拓也 Takuya Niwa
大学卒業後、一部上場の電気機器メーカーに就職。 ものづくりへの情熱と家業への興味から2004年に退職し、 「丹羽ふとん店」に従事する。2011年、 7年目にして寝具業界最速の技能グランプリ総合優勝・厚生労働大臣賞を受賞。 2022年には「現代の名工」(卓越技能者表彰)に選ばれる。 伝統的な布団製作技術を継承しながら、 インテリアやアパレル分野とのコラボレーションなど、新たな可能性を広げる。 国内外での活動を通じ、日本の布団文化の魅力を発信し続けている。

 富貴堂 藤井宏 Hiroshi Fujii
1941年 新潟県燕市生まれ 昭和50年、富貴堂二代として家業に従事。 伝統の技術を大切にし、素材を生かし新しい作品づくりを心掛け、 各種デザインコンクールに入賞。
 藤井健 Takeshi Fujii
1975年 新潟県燕市生まれ 高校卒業後に「玉川堂」で2年間勤務、その後家業に入る。 シンプルで、道具として使う銅器に拘っている。 現在、三代当主 。

 Analogue Life 〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F Tel 090-9948-7163 https://analoguelife.com 〈展示期間中〉 Open 12:00〜18:00, Closed 2/25(火)のみ *2月は企画展以外の常設展示はございません 〈ご来店いただく際の注意事項〉 *お客様が重なった場合は少しお待ちいただくこともございます。 *エコバッグの持参にご協力いただけますと幸いです。


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