5月 07, 2022

初田徹・森本仁 二人展

二人展は本日最終日です!

Toru Hatsuta × Hitoshi Morimoto 2022 4.30sat > 5.8sun [ 作家在廊:4/30(土)/CLOSE:5/3(火) ]

竹工芸の道を歩みはじめてから、5月で20年を迎える初田徹さん。
茶道具を軸に制作活動をされている初田さんですが、 日本の竹の美しさや竹の持つ魅力についても積極的に発信をされています。 また、竹の可能性を常に考え、異素材と組み合わせたり、 竹の個性を引き出すような使い方をするなど、新しい取り組みも行なっています。 「とくに近年は以前に比べて直線よりも曲線的な、緊張感を保ちつつ、 同時に穏やかで優しい竹の一面を引き出せるよう意識しています」と語る初田さん。 竹工芸の道に進まれて節目を迎える初田さんの、 新たな出発点となるような、そんな展示になればと願っています。

 一方、岡山県備前市伊部(いんべ)地区周辺を産地とする備前焼を中心に制作する森本仁さん。 「今の自分にとって面白いと思える作品を作り続け、奥行きのあるものに 深化していきたいという思いを持って制作しています」と話す森本さんは、 そのような思いから生まれた作品の“今”を見て欲しいと仰います。 料理を作ることや食べることがお好きな森本さんは、 普段の暮らしの中で気軽に使える器を作りながらも それとは対照的に、非常に特徴的な形状の花器を多く制作されています。 大学で彫刻を学ばれたことも影響していると思いますが、 伝統的な備前焼に大胆なフォルムを取り入れるなど、 伝統と革新、日常と非日常が交錯する独自の世界観を構築されています。
今展では、初田さんと森本さんの作品が互いに調和するようなアイテムも制作して いただいております。この機会にぜひご覧頂けたら幸いです。

 [展示作品] 初田 徹:旅茶杓、掛花籠、掛花入、茶籠、茶巾筒、中国茶の道具(茶則と茶杓) など 森本 仁:宝瓶、ポット、坏、鉢、皿、茶碗、ピッチャー、花入 など

 [お知らせ] 展示期間中、「添い」さんのお茶3種類を販売予定です。
添い:岐阜県東白川村の清流白川沿いに広がる美しい茶園で栽培された、東白川村産100%の茶葉を販売。

 初田 徹 Toru Hatsuta
1980年 東京生まれ
2002年 大学在学中より竹工芸の道へ
2010年 第50回東日本伝統工芸展 入選
2017年 ビクトリア国立美術館に作品収蔵 以降、国内外で展示開催

森本 仁 Hitoshi Morimoto
1976年 岡山県備前市に生まれる
1999年 東京造形大学彫刻科卒業 美濃・豊場惺也氏に師事
2003年 岡山県備前市にて制作を始める 以降、全国で展示開催

 Analogue Life 〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F Tel 090-9948-7163 〈展示期間中〉Open 12:00~18:00








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