10月 25, 2017

「霜降の舞」

10月21日(土)、岩本忠美、吉田直嗣、谷匡子による漆、陶器、花で奏でる三人の秋の夜のしらべ「霜降の舞」 が終了しました。

暗闇の中でKikuchi Takuro さんの音楽と蝋燭の灯りでスタートした谷さんのパフォーマンス。岩本さんと吉田さんがご自身の作品を中央テーブルへ運び置いていく器に迷いなく花や枝を活けていく谷さん。
 .
 限られた光の中で花を活けるという行為は、見るものの感覚を刺激し、運ばれてくる花や枝の揺れる音、草花を切る鋏の音さえも普段よりクリアに聞こえた気がしました。 .

花を活けながら、間合いを取り、自分の歩んでこられた道や花を通して伝えたい事、今感じている事を話される谷さんに、その場にいた方それぞれが自分の中にしまい込んでいるものと重ね合わせ、深く感動しているのを感じました。

 外はあいにくの雨でしたが、雨の音さえも心地よく聞こえる空気感を作ってくれた谷さんやスタッフの方、岩本さん、吉田さん、お越しいただいた皆様、素敵な時間をありがとうございました。 

0 件のコメント:

コメントを投稿