この記事は、以前使っていた古いブログに書いたもの。書いたのは2011年2月。あれから2年ちょっとの月日が流れ、ようやく彼の作品をアナログライフで展示する事になりました。以前は、下の写真にあるような(写真では小さく見えますが)サイズも大きくて、価格も10万~30万円程のものを制作されていましたが、今回は非常にタイミングがよく、テーブルのセンターに飾れる小さめのものを制作していただきました。グループ展という事もあり、数は沢山はありませんが、日本で初めての紹介となるJoshuaVogelのウッドボウルは、興味のある方には、ぜひ一度、間近でご覧いただきたいと思っています。次回は彼が使っている材についても触れていきたいと思います。
Rose Callahan Photography
2011年2月・・・
去年の夏にNY Kingstonで行われたJoshua Vogel exhibitionの記事を見て以来、秘かに彼の作品に注目していました。 世の中にウッドターナーと呼ばれる人は沢山いますが、彼の作品には圧倒されます。手がけているものが普段使いのウッドボウルなどとは違い、スケールの大きいものを制作しているからというのもありますが、どの作品も佇まいが美しく、主張し過ぎずとても静か。 それでいて圧倒的な存在感があるのです。 Vogel氏は元々、大学で建築を学んでいましたが、在学中に画家で彫刻家のTyler Hayesと出会い、建築から彫刻へと興味が少しずつ移ります。その後、2人はBDDWという真のモダンデザインと自然の美しさが際立つartisanal furniture companyを設立し、 NYでも名が知られていくようになります。NYで成功したVogel氏ですが、彼の父の死後、考え方に変化が現れ、新しい環境の中で再スタートをしたいとの思いで、「Blackcreek Mercantile & Trading, Co.」を設立しました。 彼が制作する作品は、ひとつ仕上げるのに約6ヶ月かかります。パーフェクトなデザインに仕上げることと、拡張や縮小を繰り返す木 の性質との間で、継続的な緊張感、また、忍耐力や精神の集中などを含め、6ヶ月という長い期間を要するのだと語っています。 木をよく観察し、一つひとつの木の性質を理解することが重要だとも言っています。確かに、生きている木を使って自分の創り上げたい形 にもっていくためには、ここまでのこだわりを持たないとあんなに美しい形は生み出せないし、圧倒的な存在感も生まれない。。。 いつか、彼の作品をAnalogue Lifeでも紹介したいと考えています。
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