2011年という年は、Analogue Lifeにとって色々なことがあった年でした。
一番の出来事は、3年近く運営していたオンラインショプから更に前進するために、月日荘の2階にショップをオープンしたことです。オープンの日にちはずっと前から決めていたことだけど、オープンの準備を進めていた矢先に、東日本大震災が起こり、オープンもオープン後もどうなって行くのか検討もつかず、子供のことを考えたら日本を出なければいけなくなるのかも、と真剣に悩んだりもしました。そんな状態からスタートしましたが、オープンの日には「こんな時だからこそ頑張って』というお声を関東の方の方からいただいたり、多くの方に足を運んでいただけたことにとても感謝しています。また、海外の作家(リリスロケットやカースティン・ヘクタマン)からも売り上げの一部を義援金として東北の方へ渡して欲しいと申し出があり、その反応の早さに驚くと共に、とても有り難く感じました。東北や関東は、多くの作家や職人の工房があり、影響を受けた方達も多かったと思います。一時的に避難しなければいけなかった方、材料の調達が遅れ、そしてこちらにものが届かないなど、本当にたくさんの大変な事があちらこちらで起こっていました。
私たちは、お店を通して日本や海外の良質なデザインのモノ達をセレクトし、販売していますが、私たちだけでは決して成り立っておらず、作り手をはじめ、それらを理解し、購入してくださるお客様がいるからこそ、私たちがいられるんだと、震災後は特に強く思わされました。以前から続けてきているオンラインショップのお客様に東北の方もいらっしゃいましたが、インターネットがあったからこそ、無事を確認できたり、また、別のお客様は、家を流されてしまった友人を勇気づけるため、木製の力強さが感じられる茶筒を送りたいと注文をいただいたり、直接お顔を見ながら購入いただく実店舗のお客様も、そしてお顔はみえないけれど、文章を通して繋がるオンラインショップのお客様も、皆様それぞれに感謝の気持ちでいっぱいです。。。私たちも、まだまだ足りない部分が多々あると思いますが、今後も、私たちのフィルターを通して、皆様の感性に響く素敵な商品をお届けしたいと思っています。
今後ともどうそ、よろしくお願い致します。皆様、よいお年をお迎え下さいませ。
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