5月 10, 2019

沢田英男展

Hideo Sawada Exhibition 
 沢田英男 展「投影」 2019 5.25sat > 6.2sun[作家在廊 : 5/25(土)/CLOSE : 5/28(火)] 

 わたしの大切な場所に静かに佇む彫刻。 
そこに目を向けると、 身のまわりで起こっている出来事や自身の心の中の動きとは関係なく、ひととき外の世界がシャットアウトされ、自分と向き合う時間が流れるー。

 沢田さんの個展を開催するにあたり、 あらためて自宅にある彼の作品に想いを巡らせました。 日々の暮らしの何気ない瞬間にとても大切な時間を与えてくれる。 
わたしにとって沢田さんの作品はそういう存在です。

 沢田さんは東京藝術大学の彫刻科を卒業した後、 ドイツ・ニュルンベルクのアカデミーで西洋彫刻を学ばれました。 現在の作風に至るまでに沢山の時を重ねて来られましたが、 纏ってきたものを一枚一枚剥がし、必要のないものを削ぎ落とす作業は 決して容易な事ではなかったと思います。 
しかし、ドイツで培われた造形感覚をもとに 古今東西のかたちを取り入れながら辿り着いた沢田さんの彫刻作品には、 私たちをその場にふと立ち留まらせる力が宿っているようです。 

今展のテーマになっている“投影”という言葉には、いくつかの意味があります。 「自分の心の中にあるものを外の世界に映しだす」 「物の影を平面に写しだす」など。 
沢田さんがこのテーマから何を感じ作品に投影させたのか。 
また、見る側も何をそこに投影させるのか。 
今展の沢田さんの作品に触れる事で、 少しでも多くの方に彫刻作品を身近に感じていただき みなさまの内にあるものをみつめる機会になればと思っております。 
名古屋での初個展。ぜひ、実際に見て感じていただければと思います。

 “動くものを作りたい  彫刻はうごかないけれど” 

沢田英男 Hideo Sawada 
1955年 埼玉県川越市に生まれる 
1980年 獨協大学ドイツ語学科卒業 
1985年 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業 
1987年 同大学院彫刻専攻修了     
    ドイツ政府給費留学生として渡独     
    Akademie der Bildenden Künste in Nürnbergに留学     
             Christian Höpfner教授に師事 
1989年 同修了 マイスターシューラーとなる     
             帰国 
             以降、各地で展示を行う 

 http://hideosawada.com 
https://www.instagram.com/sawadahideo/ 

 Analogue Life 
〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F Tel 090-9948-7163 〈展示期間中〉 
Open 12:00〜18:00, Close 5/28(火)のみ *5/23(木)・24(金)は展示準備のためお休みします https://www.analoguelife.com

 






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