4月 23, 2023

大浦裕記 展

展示を開催するにあたり、昨年から何度か大浦さんと話し合いを重ねてきました。

これまで制作してきた「日常の器」という面白さ、食器を使う側としても好きな世界だったそうですが、ご自身で制作するという視点で見た時に、興味が違うところにある事に気付き、大浦さんの中でその気持ちが徐々に大きくなっていったそう。「今後は日常の器とは違うスタンスで作っていきたい」と正直な気持ちをぶつけて下さったのが昨年でした。

 「轆轤と質感。この二点に絞って、食器というか轆轤で作った造形物。みたいな感じなのですが、もちろん形は普通に皿だったり碗だったりで、もちろん食器として使用も出来るモノですが、今までのように同じ器を定番化してずっと作っていくというような形では無く、一点一点その時の気持ちの思うまま、作品として仕上げていきたい。」との言葉もいただきました。この言葉を聞いた時、大浦さんの素直な気持ちに応えたいという思いと、何だかとてもワクワクする自分がいました。2021年の3月に10周年を迎え、アウトプットの10年が過ぎた頃から、どこに向かうのか自分の心がついていかない状態が続いていたのですが、このお話があった時、大浦さんとともに新しい景色を見てみたいという自分がいたのを今でも鮮明に覚えています。

今展のためにつくられた作品を実際目の前にしている今、彼がつくり出す世界観に尊敬の念を抱くとともに、挑戦することの大切さを教えていただいている気がしています。 一点一点その時の気持ちの思うままに仕上げられた大浦裕記さんの作品を、ぜひこの機会に手に取ってご覧いただければ幸いです。 

 “Arte Povera“
Hiroki Ooura Exhibition 2023 4.22sat > 30sun[作家在廊:22(土) / CLOSE:25(火)
[作家在廊:22(土) / CLOSE:25(火) ]




4月 06, 2023

4月の展示のお知らせ

“Arte Povera“
大浦裕記 展 Hiroki Ooura Exhibition 2023 4.22sat > 30sun
[作家在廊:22(土) / CLOSE:25(火) ]

 Analogue Lifeでは初個展となる大浦裕記さん。
ここ数年ご自身の中で抱いてきた「納得のいく展示」について自問自答を繰り返し、 昨年は展示を控えるという大きな決断をされました。 一年の休止期間を経た今、表現されたいものが少しずつ明確になり、 新しいことにも挑戦しながら展示に向けて作品を制作していただいております。 今展は、普段使いの器をいくつもご用意するような、これまでの展示とは異なり、 皿や鉢の形をしていても見る人によってただの造形物として映るような、 一点ものの作品を中心に展示いたします。

 副題となっている“Arte Povera”は、「貧しい芸術」や「質素な美術」という意味を持つ、 1960年代後半から1970年代前半にかけてイタリアで興った芸術運動のこと。 身近にある素朴な素材を使用することで日常的なものを芸術作品に昇華させるという “Arte Povera”の概念に大浦さんの育った環境や想いを重ね、 今後、ご自身が進むべき新たな道を模索しながら展示に臨まれます。 大浦さんの作家活動の分岐点ともいえる今展を、ぜひご覧ください。

1978年 神戸生まれ / 22歳から沖縄読谷村にて陶芸を学ぶ / 27歳の時、兵庫県にて独立 / 30歳、東京西荻窪の魯山で初展示 / その後展示会を中心に作品を発表

 「約一年間展示会から離れました。これから何処に向かいたいのか? 自分で自分を追いかけるような時間の中で、 結局のところ、僕はずっと自分自身になりたかったんだなと気付きました。 モノを作る上で、完全な自由ということは、それはそれで耐えられないし、 上手く馴染めないかなとも思うのですが、 今回それに出来るだけ近づいてみたいなとも思います。
文字通り、自分の今後を懸けた展示会です。是非お越しください。”

Analogue Life
〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F
 Tel 090-9948-7163 https://analoguelife.com
 〈展示期間中〉 Open 12:00〜18:00, Close 4/25(火)
*展示期間以外のお休みについてはサイトNews欄をご覧ください。

〈ご来店いただく際の注意事項〉
*お客様が重なった場合は人数制限をする場合がございます。*モバイルの使用(写真・動画撮影、外部の方と話しながらの購入)はご遠慮ください。*お子様連れのお客様は、必ずお子様の手を繋いでください。Analogue Lifeの店内は、急な階段や昔ながらの繊細なガラスが使用されています。お子様の安全のために、ご協力いただきますようお願い申し上げます。