2月 25, 2014

マティアス・カイザー個展のお知らせ

本日より東京のt. galleryにてマティアス・カイザーの個展が始まっています。マティアスもオーストリアから来日し、在廊していますので、お時間のある方はぜひ、ご覧下さい。 

2月 18, 2014

FUJIFILM X-T1

新しくカメラを購入しました。今回購入したのはFUJIFILM X-T1。今まではNikon D300にお世話になっていましたが、クラシックな外観と安定した色再現を実現してくれるFUJIFILMのカメラが気に入り、予約して2日程前に我が家にやってきました。
色合いもとても綺麗で(個人的にはNikonより好きかも)、アナログライフの商品をより美しく撮ってくれそうで、かなり期待しています。ただ、しばらくはNikonD300とFUJIFILMのカメラを併用してその時の状況によって使い分ける予定です。
今後アップする写真にも変化があるでしょうか???

愛すべきモノ、コト

アナログライフの店頭には、繊細な器だったり、少し使いにくそうなアイテムも並んでいます。私自身、主婦業もしていますから、丈夫で割れにくい器や、電子レンジ、食洗機もOK、考えなくても気軽に使えるものが楽に感じる時もあります。でも機能性ばかりを追求したものはどこか味気なく、愛着もあまり感じられません。
若い頃、ヨーロッパのデザイナーの服を中心に扱うセレクトショップで働いていたのですが、好んで購入していたものはやはり上質な素材で作られたシンプルなものでした。でも中には細身で美しいシルエットのJKなどが入荷すると、あまりの美しさにデザイン優先で着心地は二の次という買い物もよくしたものです。それは、少々の動きにくさなどどうでも良くなってしまう程デザインが素敵で、身に纏った自分の姿を見ているととても気分がいいのです。同じくアナログライフで取り扱っているものの中にもデザイン重視で多少使いにくいもの、気をつけて取り扱っていただかなければいけないものもありますが、その美しさは、多少使いにくくても、薄くて割れそうなものでも、そうでなければ生まれなかった美しさと思うと、逆に煩わしさよりも愛着さえ感じられるのです。多少動きにくい服は、それに合った場面で身につければいいだけのことで、モノからいただくパワーを考えれば、大した事ではないように感じられます。モノも同じで、繊細な物は毎日使わなくても、一人の時や、大切な人との時間にだけ登場してもいいのではないでしょうか?いつも着心地や、使い易さばがりを追求していたら、周りにはつまらない物だけが集まってくるかもしれません。
人間もそうですが、長所や短所も紙一重で、それらが活かされる場面ではどちらにもなり得るのです。愛すべきモノやコト、というのは、パーフェクトなモノの中には存在せず、実は欠点と思われるような中に存在するのかもしれません。

2月 07, 2014

つちや織物所 手織りのマフラー

つちや織物所から、手紡ぎの糸を使った手織りのマフラーや、ガラ紡糸を使い、草木染めされた優しい色合いのマフラーが入荷しました。素材は綿を使用していますので、1枚持っているだけで、首に巻いたり、肩にかけたり、膝掛けにしたりと季節を選ばずお使いいただけます。色も落ち着いていて、使用する度に馴染んでいく感触もたまりません。



2月 02, 2014

金工作家 中村友美さん

金工技法は、鍛金、鋳金、彫金の三つがあります。その中でも鍛金という技法を使ってやかんやさじ、身につける物を制作している中村さん。鍛金とは、金属を金床、烏口などにあてて、金槌で叩いて形を変えていく技法のこと。
鍛金の歴史は古く、日本では弥生時代に金属文化が伝わり、飛鳥時代以降、仏教伝来の歴史とともに優れた金属工芸の制作が広がり鋳造や鍍金技法が確立していったそうです。 中村さんは大学でインテリアデザインを学び、卒業後は住宅設備メーカーにデザイナーとして就職されますが、やきものや金工作家との出逢いを経てモノづくりの面白さに惹かれるようになり、その道を志して、現在はご自身で制作をされています。
中村さんの作品は、写真の中の彼女が醸し出す雰囲気そのもの。女性らしさと真直ぐ先を見つめる眼差しから感じられる強さが融合した作品です。ぜひ、多くの方に手に取ってご覧いただけたらと思っています。
中村友美さんの作品はこちら
photo : Shin Suzuki