4月 23, 2023

大浦裕記 展

展示を開催するにあたり、昨年から何度か大浦さんと話し合いを重ねてきました。

これまで制作してきた「日常の器」という面白さ、食器を使う側としても好きな世界だったそうですが、ご自身で制作するという視点で見た時に、興味が違うところにある事に気付き、大浦さんの中でその気持ちが徐々に大きくなっていったそう。「今後は日常の器とは違うスタンスで作っていきたい」と正直な気持ちをぶつけて下さったのが昨年でした。

 「轆轤と質感。この二点に絞って、食器というか轆轤で作った造形物。みたいな感じなのですが、もちろん形は普通に皿だったり碗だったりで、もちろん食器として使用も出来るモノですが、今までのように同じ器を定番化してずっと作っていくというような形では無く、一点一点その時の気持ちの思うまま、作品として仕上げていきたい。」との言葉もいただきました。この言葉を聞いた時、大浦さんの素直な気持ちに応えたいという思いと、何だかとてもワクワクする自分がいました。2021年の3月に10周年を迎え、アウトプットの10年が過ぎた頃から、どこに向かうのか自分の心がついていかない状態が続いていたのですが、このお話があった時、大浦さんとともに新しい景色を見てみたいという自分がいたのを今でも鮮明に覚えています。

今展のためにつくられた作品を実際目の前にしている今、彼がつくり出す世界観に尊敬の念を抱くとともに、挑戦することの大切さを教えていただいている気がしています。 一点一点その時の気持ちの思うままに仕上げられた大浦裕記さんの作品を、ぜひこの機会に手に取ってご覧いただければ幸いです。 

 “Arte Povera“
Hiroki Ooura Exhibition 2023 4.22sat > 30sun[作家在廊:22(土) / CLOSE:25(火)
[作家在廊:22(土) / CLOSE:25(火) ]




4月 06, 2023

4月の展示のお知らせ

“Arte Povera“
大浦裕記 展 Hiroki Ooura Exhibition 2023 4.22sat > 30sun
[作家在廊:22(土) / CLOSE:25(火) ]

 Analogue Lifeでは初個展となる大浦裕記さん。
ここ数年ご自身の中で抱いてきた「納得のいく展示」について自問自答を繰り返し、 昨年は展示を控えるという大きな決断をされました。 一年の休止期間を経た今、表現されたいものが少しずつ明確になり、 新しいことにも挑戦しながら展示に向けて作品を制作していただいております。 今展は、普段使いの器をいくつもご用意するような、これまでの展示とは異なり、 皿や鉢の形をしていても見る人によってただの造形物として映るような、 一点ものの作品を中心に展示いたします。

 副題となっている“Arte Povera”は、「貧しい芸術」や「質素な美術」という意味を持つ、 1960年代後半から1970年代前半にかけてイタリアで興った芸術運動のこと。 身近にある素朴な素材を使用することで日常的なものを芸術作品に昇華させるという “Arte Povera”の概念に大浦さんの育った環境や想いを重ね、 今後、ご自身が進むべき新たな道を模索しながら展示に臨まれます。 大浦さんの作家活動の分岐点ともいえる今展を、ぜひご覧ください。

1978年 神戸生まれ / 22歳から沖縄読谷村にて陶芸を学ぶ / 27歳の時、兵庫県にて独立 / 30歳、東京西荻窪の魯山で初展示 / その後展示会を中心に作品を発表

 「約一年間展示会から離れました。これから何処に向かいたいのか? 自分で自分を追いかけるような時間の中で、 結局のところ、僕はずっと自分自身になりたかったんだなと気付きました。 モノを作る上で、完全な自由ということは、それはそれで耐えられないし、 上手く馴染めないかなとも思うのですが、 今回それに出来るだけ近づいてみたいなとも思います。
文字通り、自分の今後を懸けた展示会です。是非お越しください。”

Analogue Life
〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F
 Tel 090-9948-7163 https://analoguelife.com
 〈展示期間中〉 Open 12:00〜18:00, Close 4/25(火)
*展示期間以外のお休みについてはサイトNews欄をご覧ください。

〈ご来店いただく際の注意事項〉
*お客様が重なった場合は人数制限をする場合がございます。*モバイルの使用(写真・動画撮影、外部の方と話しながらの購入)はご遠慮ください。*お子様連れのお客様は、必ずお子様の手を繋いでください。Analogue Lifeの店内は、急な階段や昔ながらの繊細なガラスが使用されています。お子様の安全のために、ご協力いただきますようお願い申し上げます。




2月 26, 2023

上田裕之 + 只木芳明 + 西山芳浩 三人展
2023 3.11sat > 19sun [ 作家在廊:11(土) / CLOSE:14(火) ]

 打ち出しのフライパンや包丁を制作する上田裕之さん、
木を使って身の周りの道具をつくる只木芳明さん、
 食卓で使うものや空間を飾るガラス作品を制作する西山芳浩さんの三人展を行います。

 寒さの中にも春の気配を感じるこの季節に、 新たな生活を始める方も多くいらっしゃると思います。 金属・木・ガラス、異なる素材の作品が並ぶ空間を愉しみながら、 新しい道具や暮らしを彩るものたちを見つけにぜひ足をお運びください。
 ・・・
 展示初日〈11日(土)〉は、終日入店制限を行います。 以下の内容に沿ってお申し込みをお願いいたします。 *12日(日)からはどなたでも自由にご来店いただけます。
皆様に安全で気持ちよくお買い物をしていただくために、 初日11日(土)は事前応募抽選で当選された方のみのご入店とさせていただきます。 当選された場合、当日は6名様45分毎の入れ替え制となります。 *作品をお選びいただき、お会計までをこの時間内で終えていただきますようお願い申し上げます。
 ①12:00~12:45 ②13:00~13:45 ③14:00~14:45 ④15:00~15:45 ⑤16:00~16:45 ⑥17:00~17:45

【ご応募方法】おひとり様1回限り ◎3月5日(日)20:00~22:00にメールにて申し込みを受け付けします。 *先着順ではありませんが、応募人数が多い場合は予定より早く締め切ることもございますので予めご了承ください。

◎〈宛先〉info@analoguelife.com  
〈件名〉3月11日(土)三人展応募(希望時間がある方は上記① ~⑥よりお選びいただき、番号を明記ください)  
〈本文〉来店される方全員のお名前(ご本人様を含み2名様分までご応募可)と、ご本人様のお電話番号を記入して送信してください。
*今回頂いた個人情報は今展での連絡にのみ使用いたします。
◎厳正な抽選のうえ、当選が確定した方のみ3月7日(火)までに順にご連絡いたします。 この当選通知メールに空メールを返信いただいて当選完了となります。(迷惑メールもご確認ください)
*「 info@analoguelife.com」からの返信メールが届くよう、携帯やパソコンの設定をお願いします。
 
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上田 裕之 Hiroyuki Ueda
1975年 神奈川県生まれ 2003年 高知県の『たたら製鉄古式鍛造工房くろがね』にて鍛造の基礎を学び、 会社勤めをしながら刃物の制作を始める。 2010年 独立 『鍛冶工房上田』を立ち上げる。鉄を使った身の回りにある生活用品を制作。
展示予定作品:打ち出しフライパン、包丁、時計 etc.

只木 芳明 Tadaki Yoshiaki 1990年生まれ 2010年から少しずつ実家の一室で木を彫り始める。 現在、埼玉県で器や匙等道具を制作。
展示予定作品:お盆、花茶托、バターナイフ、菓子切 etc.

西山 芳浩 Yoshihiro Nishiyama
1979年 愛媛県生まれ 1997年 ザ・グラススタジオ・イン函館 スタッフ / 1998年 (株)SUWAガラスの里 スタッフ 2001年 (株)播磨ガラス工房 インストラクター / 2004年 金沢卯辰工芸工房 研修者 2007年 金沢牧山ガラス工房 スタッフ / 2009年 金沢市にて制作
展示予定作品:四角ボトル、八角ピッチャー、江戸グラス、ゆらぎグラス、角ぐいのみ etc.
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 Analogue Life 〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F Tel 090-9948-7163 https://analoguelife.com 〈展示期間中〉 Open 12:00~18:00 Close 3/14(火)のみ 展示期間以外のお休みについてはサイトNews欄をご覧ください。

 〈店内での注意事項〉
*モバイルの使用(写真・動画撮影、外部の方と話しながらの購入)はご遠慮ください。
*エンドユーザーに向けての販売となりますので、転売目的と思われる行為を見かけた場合や 当店が転売目的と判断した場合は販売をお断りさせていただきますので予めご了承ください。 *個数制限については当日お伝えします。
どうぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。






1月 31, 2023

年末年始は・・・

ご挨拶が大変遅くなりましたが2023年もどうぞ宜しくお願いします。

2022年の今頃は手術を終えた後で自由に動くことができず、自宅で静かに過ごしていましたが、昨年12月にはカナダにいる家族と留学中の娘に会いに行くことができるほど体力が回復し、人間の生命力や強さを感じる年末年始となりました。
また私自身、子供に対して一人の人間として距離を保って接することができる親だと勝手に思っていましたが、こんなに寂しい気持ちになるなんて新たな発見でした。毎日の暮らしの中で、たわいもない会話をしていたことがどれだけ自分の支えになっていたか、今回娘と離れて実感しました。食事も忙しければ作るのがめんどくさいな〜と思うこともありましたが、実際食べなくなると、あれが食べたいこれ作ってと言われて感想を言ってもらっていたことが楽しかったのだと実感する日々。結局はなんでもない日常生活が自分にとって大切なんだということを改めて教えてもらった気がします。

2023年もすでに1ヶ月が経ちましたが、今年はどんな年になるんだろう。
物価高やそれらを取り巻く環境など、目まぐるしく変化する世の中についていけない自分がいますが、こんな時だからこそ、情報は最低限に、そして自分のことに集中しようとそれだけは決めています。

最近は、昔より思ったことを正直に書くことにためらいを感じたりもしますが、ブログはほとんど読んでいる人がいない?ので、自分の人生の記録として今後も書き続けていけたらいいなと思っています。




11月 29, 2022

大江憲一展

Norikazu Oe Exhibition  ~大江家の食卓~
2022 12.10 sat > 18 sun[ 作家在廊予定 : 10(土)/CLOSE : 13(火) ]

 Analogue Lifeでは4度目となる大江憲一さんの個展を開催いたします。 今展では、大江家の食卓で使用されている様々なうつわを中心に制作していただきました。 家族や友人と食卓を囲む機会も増えるこの季節。 料理上手な大江家で使用されている日常使いのうつわを参考にしていただければ幸いです。

 1〈耐熱オーバルLL〉 クリスマスに焼く2キロの丸鶏用に制作。我が家のオーブンに入るギリギリのサイズです。
 2〈蓋碗〉 Analogue Lifeからのリクエスト。そのまま飲んだり急須にしたり、お正月料理のアレンジ用にも。
 3〈フラットモーニングプレート〉 我が家で出番が多い「トースト+サラダ+目玉焼き」用の理想のサイズ。
 4〈耐熱輪花皿〉 家族4人分のグラタン用。我が家のオーブンで一度に4皿焼くことのできるサイズ。
 5〈醤油差し〉 家族が好きな餃子用に。我が家では醤油用、酢用の2個使いがデフォルトです。
6〈少し大きめ飯碗〉 納豆用に制作。飯碗より大きく、どんぶりより小さいピッタリサイズ。 お茶漬けにも最適です。
 7〈ケトル〉だるまストーブや暖炉に乗せて使うイメージ。 コルクと金属の持ち手部分と銘木のツマミは趣味と理想を追求したこだわりの自信作。 フライフィッシングをする人が見たら刺さる!
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 Analogue Life
〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F  Tel 090-9948-7163 https://analoguelife.com
〈展示期間中〉 Open 12:00~18:00 Close 13(火)のみ
*12月の常設展示は23(金)・24(土)のみとなります。

〈ご来店いただく際の注意事項〉
*マスクを着用してください。 *お客様が重なった場合は少しお待ちいただくこともございます。 *その時の状況により様々な変更も考えられますので、ご来店いただく際は事前にサイトNews欄をご確認ください。 *お子様連れのお客様は、必ずお子様の手を繋いでください。 Analogue Lifeの店内は古い日本家屋のため、急な階段や繊細なガラスが使用されています。 お子様の安全のために、ご協力いただきますようお願い申し上げます。




11月 15, 2022

11月の展示のお知らせ「2」

記憶の残像~文様と表情の世界~
 Saori Omomo + Kishiko Tajima Exhibition
 2022 11.25 fri > 12.3 sat [作家在廊予定:11/25(金)・26(土)/CLOSE:11/29(火)]※今展の開催初日は金曜日となります。

 今展を開催するにあたり、大桃沙織さん(金工)と田島喜志子さん(染縫)のお二人に 作品づくりの原点となるような出来事や影響を受けた環境、 風景などに思いを巡らせていただきました。 お二人が過去に遡って見た記憶の残像は作品の中でどのように表現されているのでしょうか。 また、大桃さんの特徴的な文様や田島さんの表情豊かな布から私たちは何を感じるのか、 今からとても楽しみです。 作品を通して、各々が自分自身と向き合う時間になれば幸いです。

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大桃沙織 Saori Omomo
1979年 新潟県新潟市生まれ 2003年 長岡造形大学造形学部産業デザイン学科 工芸デザインコース 鍛金 卒業 グループ展を中心に活動
 
田島喜志子 Kishiko Tajima 島根県出雲市出身 東京都在住 短期大学部写真技術科卒 写真関連の仕事を経て現在特殊造形の会社にて美術製作に携わる。 彩色、経年再現製作の中、古来よりの素材、染色に出会い 2008年より個人としても柿渋染めを主とした染縫作品製作を続けている。 

 Analogue Life 〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F
Tel 090-9948-7163
https://analoguelife.com 〈展示期間中〉 Open 12:00~18:00, Close 11/29(火)
*11月、12月は企画展以外の常設展示はございません。

〈ご来店いただく際の注意事項〉
*マスクを着用してください。
*お客様が重なった場合は少しお待ちいただくこともございます。
*お子様連れのお客様は、必ずお子様の手を繋いでください。 Analogue Lifeの店内は古い日本家屋のため、急な階段や繊細なガラスが使用されています。お子様の安全のために、ご協力いただきますようお願い申し上げます。




10月 29, 2022

11月の展示のお知らせ

 田村文宏 展 Fumihiro Tamura Exhibition 2022 11.5sat > 13sun
[ 作家在廊:5(土) / CLOSE:8(火) ]

 愛知県岡崎市で作陶する田村文宏さんは、 中世に作られた、日本、中国、東南アジアの焼物に影響を受け、 時代や場所を行き来しながら感じたことを現代の作り手として表現しています。 ガスや薪窯を使い分け、質感を安定させた普段使いのできるうつわから表情豊かな一点ものまで、 見る者を惹きつける独自の世界観をお持ちです。 出逢った頃から一貫した美意識を持つ田村さんの作品は、年を重ねる毎にその魅力が増していくようです。 今展では、灰釉粉引、白瓷、白磁、青磁、鉄釉の作品を展示いたします。 ぜひこの機会に、お立ち寄りいただけましたら幸いです。

 Fumihiro Tamura
1978年 愛知県岡崎市生まれ 2004年 愛知県瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科卒業 2005年・2006年 ホンジュラス共和国にて窯業指導 2010年・2012年・2014年 カンボジアにて窯業指導 現在、愛知県岡崎市で制作 

Analogue Life
 〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F Tel 090-9948-7163
 〈展示期間中〉 Open 12:00~18:00 Close 11/8(火)
*10月、11月は企画展以外の常設展示はございません

〈ご来店いただく際の注意事項〉
*マスクを着用してください。 *お客様が重なった場合は少しお待ちいただくこともございます。 *その時の状況により様々な変更も考えられますので、ご来店いただく際は事前にサイトNews欄をご確認ください。 *お子様連れのお客様は、必ずお子様の手を繋いでください。Analogue Lifeの店内は古い日本家屋のため、急な階段や繊細なガラスが使用されています。お子様の安全のために、ご協力いただきますようお願い申し上げます。 


10月 07, 2022

吉川和人展のお知らせ

吉川和人 展 Kazuto Yoshikawa Exhibition 2022 10.15sat > 23sun
[ 作家在廊: 15(土)/CLOSE: 18(火) ]

 これまで、数々の企画展に参加して下さった吉川和人さんの Analogue Life初個展を開催いたします。

 木の魅力は人によって肌触りや香りなどさまざまありますが、 年輪や節、朽ちた様子を人間の“生”に重ね、制作する吉川さんの作品は、 実用的な道具として、更には私達に内在する感情や記憶に想いを巡らせる魅力があります。 「木に宿っていた命の気配や官能性を映したい」と語る吉川さんは、 日常使われる道具にそれらを落とし込むため、木材を一つひとつ丁寧に選び、 形をつくり上げています。

 今展では、吉川さんの代表的な作品を中心に、 一点ものや珍しい材で作られた作品を展示いたします。 ぜひこの機会にご高覧いただければ幸いです。

 【 展示予定作品 】 カトラリー、プレート、ボウル、カッティングボード、スツール、ミラー、チェスト、テーブル、ハンガー など

 Kazuto Yoshikawa
1976年生まれ。福島県出身・慶応義塾大学商学部卒業後、株式会社カッシーナ・イクスシーにて勤務。 在職中に一年間の育児休暇を取得すると同時に渡仏 2012年に同社を退社し、岐阜県立森林文化アカデミーにて木工技術の基礎と日本の森林文化を学ぶ 2017年株式会社ウォールデンウッズを設立 。現在は東京で制作活動中
 ・・・
 ご来店いただく際の注意事項
*マスクを必ず着用してください。
*店内に入られましたら、設置してあります消毒液をお使いください。
*お客様が重なった場合は少しお待ちいただく場合もございます。またその時の状況により様々な変更も考えられますので、ご来店いただく際は事前にサイトNews欄を必ずご確認ください。
 Analogue Life
〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F Tel 090-9948-7163 https://analoguelife.com
 〈展示期間中〉 Open 12:00~18:00 Close 18(火)のみ
*10/12(水)~14(金)は展示準備のためお休みします




8月 22, 2022

岡田直人展のお知らせ

岡田直人 展 Naoto Okada Exhibition 2022 9.10sat > 18sun[作家在廊:未定/CLOSE:13(火)]

前回の展示から、実に3年半ぶりとなる岡田直人展を開催いたします。ヨーロッパの古陶器を思わせるうつわは、見た目にも美しく、丈夫で種類も豊富。「白」といっても、さまざまな色調がありますが、 岡田さんの白はどんな食材も受け止めてくれる優しい白です。 ぜひ、この機会に手に取ってご覧ください。皆様のご来場をお待ちしております。

*事前抽選応募の受付は終了致しました。予想を上回るたくさんのご応募ありがとうございました。当選された方にはメールをお送りしていますのでご確認をお願いします。また空メールを送っていただいて当選確定となります。(迷惑メールのご確認も宜しくお願いします)9月5日(月)までに返信がない場合はキャンセル扱いとなります。ご了承いただきますようお願い致します。2022.09.01

 展示期間中、〈10日(土)終日/11日(日)14:45まで〉は、入店制限を行います。 以下の内容に沿ってお申し込みをお願いいたします。
*11日(日)は店内の調整時間を挟んで、15:30以降はどなたでも自由にご来店いただけます。 

 皆様に安全で気持ちよくお買い物をしていただくために、10日(土)~11日(日)14:45までは 事前抽選応募で当選された方のみのご入店とさせていただきます。
※6名様45分毎の入れ替え制となります。 (作品をお選びいただき、お会計までをこの時間内で終えていただきますようお願い申し上げます)  
① 12:00~12:45  ② 13:00~13:45  ③ 14:00~14:45  ④ 15:00~15:45  ⑤ 16:00~16:45  ⑥ 17:00~17:45

【ご応募方法】おひとり様1回限り
◎8月31日(水)20:00~22:00にメールにて申し込みを受け付けします。 *先着順ではありませんが、応募人数が多い場合は早めに締め切ることもございますので予めご了承ください。
◎〈宛先〉info@analoguelife.com 〈件名〉9月10日 または 11日 岡田直人展 応募  *ご来店の希望日を明記ください。また、お日にち以外の指定を承ることはできませんので予めご了承ください。 〈本文〉来店される方全員のお名前(ご本人様を含み2名様分までご応募可)と、ご本人様のお電話番号を記入して送信してください。 *今回頂いた個人情報は今展での連絡にのみ使用いたします。厳正な抽選のうえ、当選が確定した方のみ9月2日(金)までに順にご連絡いたします。  この当選通知メールに空メールを返信いただいて当選完了となります。(迷惑メールもご確認ください)。*「 info@analoguelife.com」からの返信メールが届くよう、携帯やパソコンの設定をお願いします。

〈ご来店いただく際の注意事項〉
*マスクを必ず着用してください。
*店内に入られましたら、設置してあります消毒液を必ずお使いください。
*他のお客様やスタッフとの距離を保ちながらお買い物をお楽しみください。
*世の中の状況により様々な変更も考えられますので、ご来店いただく際は事前にサイトNews欄を必ずご確認ください。 ご迷惑をおかけしますが、どうぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 Analogue Life 〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F Tel 090-9948-7163
 〈展示期間中〉 Open 12:00~18:00 Close 9/13(火)のみ 9/7(水)~9(金)は展示準備の為お休みします





8月 04, 2022

入荷しました

日本六古窯として有名な信楽にて作陶する大谷哲也さんのライスクッカーが入荷しました。
3合と5合の2種類です。オンラインショップからお買い求めいただけます。



7月 16, 2022

吉川和人さんの工房へ

以前から予定していた木工作家 吉川和人さんの工房を訪ねてきました。
吉川さんは東京と三重県大台町にも工房を持っていますが、数年前に東京の工房は訪れたため、今回は自然豊かな大台町に行ってまいりました。
山奥ということもあってかなり大きな工房でしたが、珍しい大きな木がごろごろ置いてあり、田舎ならではの光景でした。前日は京都で個展、私たちとの打ち合わせ、翌日は東京とかなりハードスケジュールの吉川さんですが、2022年10月にAnalogue Lifeでも個展を予定していますので、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。



7月の展示のお知らせ

“Inspired Form”
 Tamotsu Suzuki × Matthias Kaiser Exhibition
 2022 7.30sat > 8.7sun[作家在廊:7/30(土) / CLOSE:8/2(火) ] 

 山梨県で作陶する すずきたもつさんと オーストリアに工房を構えるマティアス・カイザーの二人展を開催いたします。
東京藝術大学在学時より、植物が持つ有機的なフォルムを連想させる オブジェの制作に取り組んできた すずきたもつさん。 現在も自然や植物などから受けるインスピレーションを作品に取り込みながら 日常使えるうつわから美しい花器、オブジェなどさまざまな作品を制作されています。 今展では、特に質感を意識して シンプルに手跡、石跡、引っ掻いた線などで表現されたうつわが並ぶ予定です。

 ここ数年はアフリカのベナン共和国とオーストリアの2拠点で 生活を送るマティアス・カイザー。 これまでも母国オーストリア以外にアメリカ、日本、韓国など さまざまな国でやきものに触れてきたマティアスですが、 自宅を構えてしまうほど魅力のあるベナン共和国から どんな影響を受け、作品に落とし込んでいるのか大変興味深く感じています。

 Analogue Lifeでは初の展示となる すずきたもつさん。 そして、3度目の展示となるマティアス・カイザーの “Inspired Form”をご覧いただけたら幸いです。

すずきたもつ Tamotsu Suzuki
1971年 香川県に生まれる 1997年 東京芸術大学美術学部工芸科卒業 1999年 東京芸術大学大学院工芸(陶芸)専攻修了 2001年 朝日現代クラフト展奨励賞受賞 2005年 日本陶芸展優秀作品賞(毎日新聞社賞)受賞 現在、小淵沢の工房にて日々制作に取り組んでいる

 マティアス・カイザー Matthias Kaiser
 オーストリア生まれ。 NYの PARSONS SCHOOL OF DESIGNとVIENNA'S UNIVERSITY OF APPLIED ARTSで学んだ後、 瀬戸の陶芸家 森脇文直氏と唐津の中里隆氏に師事。 日本以外にもアジア各地でやきものを学び、現在はオーストリア ウィーンで作陶し、 様々な場所で個展やグループ展を行っている.

〈ご来店いただく際の注意事項〉
*マスクを必ず着用してください。 *店内に入られましたら、設置してあります消毒液を必ずお使いください。 *他のお客様やスタッフとの距離を保ちながらお買い物をお楽しみください。 *お客様が重なった場合は少しお待ちいただく場合もございます。  またその時の状況により様々な変更も考えられますので、  ご来店いただく際は事前にサイトNews欄を必ずご確認ください。  ご迷惑をおかけしますが、どうぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 Analogue Life 〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F Tel 090-9948-7163 https://analoguelife.com 〈展示期間中〉Open 12:00~18:00, Close 8/2(火)のみ 
*7月は企画展のみの営業となり、通常営業はございません




6月 12, 2022

不易流行展vol.2 を終えて

不易流行 変わるもの、変わらないもの vol.2 ~それぞれの視点~が6月5日で終了致しました。
ご来店いただいた皆様、参加してくださった作家・職人の方々、本当にありがとうございました。終了してからこの展示を振り返ると、参加者の協力がなければ成立していなかったと改めて感じます。
「不易流行」はAnalogue Lifeが感じている「あいち」について、変わっていくべきこと、また変わらなくていいことはそのままに、をテーマに2年毎に行っている企画展です。Analogue Lifeにとっては毎回がチャレンジであり、勉強であり、学びもあれば反省もあります。大変な部分もありますが、今から種をまいておかなければ、今後、この世界では残っていけないのではないかという危機感もあります。
世の中はどの分野も変革期であり、この先のことを予見していないと取り残されてしまうくらい、速いスピードでさまざまな事が進んでいます。
多様性が当たり前になり、ある程度、何でも受け入れられる時代だからこそ、特別なことが特別ではなくなり、店の差別化が非常に難しいと感じます。
そんな中で、ご縁があった皆さんと一緒に新しいものを作り上げる作業は本当に楽しかったです。また、作家や職人の皆さんも、「Analogue LIfeさん難しいこと言ってますね?」と思った方もいたと思います。しかし、最後までできる方法を探し、ひとつの物として仕上げて下さったのは、やはり作り手の方の技術力や思考力なのです。DMには出ていませんが、図面を描いたり職人とのやり取りの間に入ってくれた工藝デザイナーの井出さんの力も大きかったです。
今回の経験は、2017年にNYのSOHO で行ったAnalogue Lifeの企画展の時と同じ感覚を持ちました。NYに自費で行き、パフォーマンスをして下さった挿花家の谷さんやヴァイオリニストの新村さん、その他、作品を作って下さった方々。企画に賛同してくれたら全力で協力してくれる、そんな人たちが周りにいることに感謝しています。
私は、作品を選ぶ時、物の良さはもちろんですが、作り手自身を見ています。長くお付き合いしていくためにはお人柄も重要だからです。お店もそうだと思いますし、それは、どの分野でも同じなのかなと思います。実際、私が通う飲食店や服屋も店主に惹かれていることが多く、その方がすすめる無名ブランドも新しい料理も、その店主がすすめるなら、と思ってしまいます。そんな考えをAnalogue Lifeにも反映させているので、まだ世の中に知られていないモノでも自信を持って選んでいただけるような、そんな店になっていきたいと、この展示を終えたあと改めて感じました。
次の展示では何ができるだろう。歳を重ねると保守的になる傾向がありますが、いつまでも自分の心に正直な人でありたいと思います!



5月 16, 2022

次回展示のお知らせ

不易流行 変わるもの、変わらないもの vol.2 ~それぞれの視点~
2022 5.28sat > 6.5sun[ CLOSE:5/31(火) ]
 *5月28日(土)15:00~16:00は実演がございます(下記参照)。  
この時間帯はご予約の方のみご入店いただけます。

2020年に始まったAnalogue Lifeの新たな試み「不易流行」。
それはここ“あいち”に拠点をおく作り手と、伝え手であるAnalogue Lifeによる新しいものづくりのかたち。 作り手と伝え手が作品への想いを共有し、 この場所から広く繋げていくことを目的とした活動です。 2回目となる今展では、「それぞれの視点」をテーマに 作り手、伝え手が現在まで培ってきた技術や経験をもとに、 それぞれの視点を活かしながら、ものづくりを行い、 この度の展示でお披露目していただきます*。
この展示を通して、あいちの作り手や 伝統技術を知っていただく機会となれば幸いです。
*この展示で初めてご紹介するもの、また通常制作しているものも展示いたします。  

 【参加予定作家・職人】 石原ゆきえ(陶)、 市川岳人(木)、 岩田三宝(神具)、 小関康子(陶)、 田村文宏(陶)、 千葉工作所(金属)、 丹羽拓也(座布団)、 NOYORI(錺金物)、 松本宜子(手織り)、 水野正美(金属)、 宮下香代(紙造形)、 若松由香(椅子敷き)、 木花(花)、 コーヒーカジタ(コーヒー豆・焼菓子)

 5月28日(土)15:00~16:00の間、丹羽ふとん店の五代目 丹羽拓也さんによる 座布団作りの実演を行なっていただきます。こちらは予約優先といたしますので ご予約をお願いします。なお、人数に余裕がある場合は当日お入りいただけますので、 お電話でご確認ください。(090-9948-7163)
 〈 ご予約方法 〉 5月21日(土)20:00~ メールにてお申し込みください。
|宛先|info@analoguelife.com
|件名|5月28日(土)実演の予約について
|本文|来店される方全員のお名前(最大人数2名まで)、 代表者様のお電話番号を明記のうえ送信してください。
 *ご希望に沿えない場合がございますことを予めご了承ください。 *今回いただいた個人情報は、今展での連絡にのみ使用いたします。 *こちらからお送りする返信メールに空メールで返信していただき完了となります。 *「info@analoguelife.com」からの返信メールが届くよう、携帯やパソコンの設定をお願いします。

〈ご来店いただく際の注意事項〉
*マスクを必ず着用してください。 *店内に入られましたら、設置してあります消毒液を必ずお使いください。 *他のお客様やスタッフとの距離を保ちながらお買い物をお楽しみください。 *混み合った場合は状況により少しお待ちいただいたり、整理券を配布することもございます。 *急な変更もございますので、ご来店いただく際は事前にサイトNews欄を必ずご確認ください。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 Analogue Life
〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F Tel 090-9948-7163 
https://analoguelife.com 〈展示期間中〉 Open 12:00~18:00 Close 5/31(火)のみ
*実店舗の5月の通常営業はございません。




5月 07, 2022

初田徹・森本仁 二人展

二人展は本日最終日です!

Toru Hatsuta × Hitoshi Morimoto 2022 4.30sat > 5.8sun [ 作家在廊:4/30(土)/CLOSE:5/3(火) ]

竹工芸の道を歩みはじめてから、5月で20年を迎える初田徹さん。
茶道具を軸に制作活動をされている初田さんですが、 日本の竹の美しさや竹の持つ魅力についても積極的に発信をされています。 また、竹の可能性を常に考え、異素材と組み合わせたり、 竹の個性を引き出すような使い方をするなど、新しい取り組みも行なっています。 「とくに近年は以前に比べて直線よりも曲線的な、緊張感を保ちつつ、 同時に穏やかで優しい竹の一面を引き出せるよう意識しています」と語る初田さん。 竹工芸の道に進まれて節目を迎える初田さんの、 新たな出発点となるような、そんな展示になればと願っています。

 一方、岡山県備前市伊部(いんべ)地区周辺を産地とする備前焼を中心に制作する森本仁さん。 「今の自分にとって面白いと思える作品を作り続け、奥行きのあるものに 深化していきたいという思いを持って制作しています」と話す森本さんは、 そのような思いから生まれた作品の“今”を見て欲しいと仰います。 料理を作ることや食べることがお好きな森本さんは、 普段の暮らしの中で気軽に使える器を作りながらも それとは対照的に、非常に特徴的な形状の花器を多く制作されています。 大学で彫刻を学ばれたことも影響していると思いますが、 伝統的な備前焼に大胆なフォルムを取り入れるなど、 伝統と革新、日常と非日常が交錯する独自の世界観を構築されています。
今展では、初田さんと森本さんの作品が互いに調和するようなアイテムも制作して いただいております。この機会にぜひご覧頂けたら幸いです。

 [展示作品] 初田 徹:旅茶杓、掛花籠、掛花入、茶籠、茶巾筒、中国茶の道具(茶則と茶杓) など 森本 仁:宝瓶、ポット、坏、鉢、皿、茶碗、ピッチャー、花入 など

 [お知らせ] 展示期間中、「添い」さんのお茶3種類を販売予定です。
添い:岐阜県東白川村の清流白川沿いに広がる美しい茶園で栽培された、東白川村産100%の茶葉を販売。

 初田 徹 Toru Hatsuta
1980年 東京生まれ
2002年 大学在学中より竹工芸の道へ
2010年 第50回東日本伝統工芸展 入選
2017年 ビクトリア国立美術館に作品収蔵 以降、国内外で展示開催

森本 仁 Hitoshi Morimoto
1976年 岡山県備前市に生まれる
1999年 東京造形大学彫刻科卒業 美濃・豊場惺也氏に師事
2003年 岡山県備前市にて制作を始める 以降、全国で展示開催

 Analogue Life 〒467-0004 名古屋市瑞穂区松月町4-9-2,2F Tel 090-9948-7163 〈展示期間中〉Open 12:00~18:00