工房イサドの本田淳さんとサークルファクトリーのジョージ・ピーターソンの2人展が、11月12日(sat)〜始まります。
住所登録していただいた方の元にはDMが届いていると思います(メール登録の方は近々メルマガが届く予定です。。。)
関東やクラフトフェアで活躍されている本田さんですが、意外にも、名古屋では初の展示となります。先日、連絡を取った際にはカッティングボードはほぼ終わり、現在は鍋敷きやカトラリーの仕上げをされているとお知らせ下さいました。どんな感じで仕上がってくるのかとても楽しみです!と、ここまで本田さんのお話をしたにも関わらず、これから紹介する写真はジョージの作品となります。(すみません)本田さんのカッティングボードにお菓子とコーヒーをのせた写真やカトラリーも近々アップしますので、お許しを。。。
今回の展示のために制作されたジョージのスツール。やっぱり素晴らしいです!写真にあるタイプともう1点を除いては、彼が常に言い続けているように、乾燥処理の最中に、木材内部の応力で作品に歪みやヒビが入り、自分自身では考えつかないような自然発生的な形状が生まれ、それを生かして仕上げた作品ばかりです。通常、木の割れはネガティブに考えられがちですが、割れも含めた景色や造形が彼自身の作品なんだと語ります。以下、ジョージの言葉より・・・
「The bowls and stools are made from North Carolina hardwoods. They are formed from solid blocks of wood that are carefully selected to economize and emphasize the character of the material. I use unseasoned wood that often cracks and distorts as it dries. This adds an element of spontaneity to the forms that I really enjoy. It creates negative space, shadow, distortion. The cracks bisect the shapes revealing profiles, textures and a glimpse into the mass of the piece.」
「私の制作するボウルやスツールは、米国ノースカロライナ州の硬材を材料としています。慎重に選び抜かれた木材の塊から形を作り出すことで、木材の特徴を最大限に生かします。私は、乾燥するとひび割れたり変形したりすることが多い生木を使います。この割れや変形によって、自由な要素が加わり、思いがけない形が生まれることを、私は非常に面白いと思います。さらに、隙間や影、歪みが創り出されます。割れによって形は二つに分断されますが、そこから輪郭や質感が現れてきて、一つの作品としての姿が垣間見えてくるのです。」
彼の作品に対する考え方を知る事で、作品の見え方も変わってくるかもしれません。
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